”よくわかる現代魔法”というスーパーダッシュ文庫のライトノベル(2010年現在 全6巻)を4巻まで読んでいるのだけれど、各巻読み終わって発したことばは、
「おいしかった」
いや本当なんだ、こう、文章にうまみがあって、口で咀嚼するような…そういうおいしさがあるんだ。…もし、ビジネスマンになったとしても、こういううまみのある文章を書きたいものだよ…。
けれど、そういえば前にも書いた気がするけれど、ヘミングウェイの”老人と海”はひとつひとつの文章、それ自体が輝く大きな原石で、ポール・カポーティの”ティファニーで朝食を”がページの上で小さく磨かれた宝石がごろごろと転がっているように感じるなら、”よくわかる現代魔法”はうまみを感じさせる。そういう表現技法の違い。
前者2作品とも誰にでもわかるように噛み砕かれた文で、口に入れる前に味がわかってしまうような、僕にとっては卓越した表現技法なんだ。…口に入れる前にその味をわからせるってすごい技術だと思わない?…誰にでもわかるって、ユニバーサルな一流の力だと思うんだ。教師にしても、作家にしても、デザイナーにしても。
まあ、”よくわかる現代魔法”の文書にうまみを感じて、「おいしかった」とつぶやいたのは”文学少女”(映画の方)を観て、小説のページを破って食べるという行為や、この”よくわかる現代魔法”の1クールアニメを見たのも影響してるとは思う。
少し文章が長くなってしまった…。
